気がつけば、銀行口座やクレジットカードがいくつも増えていませんか?
「給料の振込用」「キャンペーンのために作ったカード」「昔のメインバンク」など、今では使っていないものが放置されているケースは珍しくありません。
しかし、不要な口座やカードをそのままにしておくと、
- 家計管理が複雑になる
- 不正利用や引き落とし忘れのリスクが高まる
- 年会費や維持費を無駄に払い続けてしまう
といった問題につながります。
本記事では、口座やクレジットカードを解約・整理するメリットと、実際の進め方 を詳しく解説します。
なぜ口座やクレジットカードを整理するのか
管理が複雑化して支出が見えにくい
例:「給料はA銀行、家賃はB銀行から引き落とし、光熱費はCカード」というようにバラバラだと、入出金の全体像をつかむのが難しくなります。結果として「今月どれくらい使ったのか」が把握できず、家計簿をつけてもズレが出やすくなります。
不正利用や延滞のリスク
使っていないカードほど目が行き届かず、不正利用に気づくのが遅れるケースがあります。
また、解約を忘れたままサブスクや携帯料金の引き落としが続き、残高不足で延滞 というトラブルにつながることも。
無駄なコストが発生
「年会費3,300円のカードを3年間放置=9,900円の無駄」なんてこともよくあります。銀行口座も一部は維持手数料がかかる場合があり、使わないなら負担でしかありません。
整理するメリット
- 家計簿がシンプルになる
口座やカードを2〜3本に絞れば、アプリ連携や記帳の手間が減り、収支の見える化が一気に進みます。 - 支払い管理がラクになる
光熱費・保険・通信費の引き落としを1枚のカードにまとめれば、「どこから落ちるんだっけ?」と悩むことがなくなります。 - 固定費の削減につながる
年会費がかかるカードを解約するだけで、年間数千円〜数万円の節約に。実際に「ゴールドカードを2枚解約したら年間2万円浮いた」という人もいます。 - 安心感が得られる
通帳やカードが減るだけで「スッキリした」と感じる人は多いです。精神的にも余裕が生まれます。
解約前にチェックすべきこと
- 引き落とし設定が残っていないか
電気・ガス・水道・スマホ代・サブスク(Netflix、Amazonプライムなど)を必ず確認。
解約前に支払方法を新しい口座やカードに変更しましょう。 - ポイントやマイルを消化する
解約後は失効するケースが多いため、買い物や電子マネー交換に使い切ってから解約を。 - 必要書類や残高を確認する
銀行口座を解約する場合は、通帳・キャッシュカード・届出印が必要です。残高ゼロでないと解約できない銀行もあります。 - 解約条件や手数料をチェック
中には「1年未満の解約で違約金」が発生する金融商品も。公式サイトで必ず確認してから手続きを。
解約・整理の進め方
- メイン口座・メインカードを決める
給与振込用と日常決済用を明確に。「この2つがあれば生活できる」という基準で残しましょう。 - サブ口座・サブカードは用途を限定する
例:投資用の証券口座、ネット専用のデビットカードなど。目的が明確なら残す価値あり。 - 不要なものから順番に解約する
まったく使っていない口座・カードから解約。
ただし、引き落としが残っている場合は移行してから解約しましょう。 - 手続きの流れを把握してスムーズに
銀行口座 → 最寄りの支店で通帳・印鑑・カードを持参
クレジットカード → カード裏面の問い合わせ先に電話、またはWeb解約
整理した後に意識したいこと
- 定期的に見直す
1年に1度は「この口座・カードは今も必要?」と棚卸しを。 - 新規作成は慎重に
「ポイント還元○%」に惹かれて増やさない。特典は一時的でも、管理は一生続きます。 - シンプルな仕組みを維持する
「口座は2〜3つ、カードは1〜2枚」程度が家計管理の最適解。
まとめ
余計な口座やクレジットカードを放置していると、管理は複雑になり、不正利用や無駄なコストの原因になります。
整理することで、
- 家計簿が見やすくなる
- 支払い管理がスムーズになる
- 年会費や手数料を節約できる
- 精神的にもスッキリ
というメリットがあります。
今日の第一歩は「全く使っていないカードを1枚解約すること」。
シンプルで安全な仕組みをつくることが、家計を整える最短ルートです。
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